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皐月を駆け抜けたエビたち 

 先日外に置かれたレンケンバッキーの群花を紹介しましたが,この春ハウスのエビたちもたくさんの花を咲かせてくれました.スルーするのはあまりにもかわいそうなので2種だけ載せておきます.
 まずはEchinocereus papillosus,この魅惑の花は,たくさん咲くとなお一層美しくかつ怪しげでもあります.和名は華山,なるほど華やかな山ですね.
パピローサス①2023
パピローサス②2023
 次は以前に島根のIさんから種子をいただいたE. engelmannii. アリゾナ,ネバダ南部,バハカリフォルニアを故郷とする本種は,日本での栽培下ではやや咲きにくいとされます.フレームに置かれて寒さと乾燥を経てようやくの開花.やはり群花とはいきませんでした.武勇丸(司蝦)という名の通り,花がなくても刺が素敵なエビサボです.
エンゲルマニー①2023
エンゲルマニー②2023
 ウチにいる諸々の大型のエビたちは順次フレーム栽培に移すことにしました.過酷環境にも十分耐えるし,むしろその方が咲き易いかもと期待を込めてです.単に大きくならないでほしいというのも正直なところ,その意味からもスパルタ環境での栽培は必要です. 

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月兎耳の花

 今年は卯年,なので日頃はあまり見ることもない月兎耳を眺めてみました.月兎耳の学名は,Kalanchoe tomentosa,種小名のトメントーサは「フェルト状の」という意味で,葉の触感から来ています.
月兎耳2023
年明け早々から抽台してきて3月も終わりになってようやく開花しました.この間花序の先端は葉を形成し続けました.
月兎耳花茎2023
 花茎のそれぞれの腋芽から出たシュートは各葉腋に花を形成しつつ,数個の花をつけると成長点が消滅するようです.
兎耳花序腋芽2023
 ベンケイソウ科は基本数5が多いのですが3〜32と変化に富み,カランコエ属では基本数4です.ですから下の写真のように萼片は4つ,袋状になった花弁の先が4つに分かれ,中には8本の雄しべと先が4つに分かれた雌しべがあります.以前に紹介した唐印と同じですね.
月兎耳花拡大2023
 地味な花で観賞価値はありませんが,日頃注目しない月兎耳の花をじっくり見てみるのも悪くありません.

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サニーが咲いた

 昨年サボ友さんからサニーをお持ちですか?と聞かれ,印象のない名前だなと思って調べたら話題の花サボでした.ウチワに接がれていましたが,大層痩せていたので、ハウス内に地植えして成長を促しました.台木はじきに太り出し,穂の方もむくむくと成長してくれました.春先,蕾を確認してワクワクしながら待っていました.予想よりかなり大輪でした.
サニー①2023
 先日咲いたモンスターの花粉を乗せてみました.翌朝花を見ると花粉を乗せた方はすっかり萎びていました.ほーなるほどねと感心しました.
サニー②2023
 以前に,プシスの花のしおれはエチレンが関与していることを記事にしました.今回の萎れは受精刺激によるエチレン生産によるものと推察されます.ただこれが着果を意味するかどうかは別問題です.

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ついに咲いたモンスター

 トリコケレウス交配種のモンスターです.昨年入手してこの春に開花するのかなーと期待しながら見ていました.3月下旬に蕾の出現を確認,この日を待っていました.その名の通りモンスター級の大輪,20cmほどもあります.その上なかなか美しい花ですね.残念ながら香りはありません.
モンスター②2023
 まだ丈が30cmほどの株なので,花数はたった一つ.これからさらに成長してもらい,この素晴らしい花の群花を楽しみにしています.
モンスター①2023
 せっかくなので,花粉を採取しておきました.花サボの育種の経験のないボクはどの程度まで交雑親和性があるのか全く知りませんが,他の花サボに交配してみましょう.

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刺マミヨンストニーたち

 ウチには幾つかのMammillaria johnstoniiが居ます.最初はSB432,故郷はソノラ州 San Carlos 海岸から50kmほど内陸に入ったところです.花は穏やかな花色,ピンクがかったストライプが目立ちます.
ヨンストSB4322023
 次はケーレスの種子由来の二株,花色はややピンクが勝っています.かなりはっきりと刺色が異なり顔つきに違いが見られます.
ヨンストケーレス②2023
ヨンストケーレス①2023
 国内産の赤花の綺麗なヨンストニー,刺も密で濃い赤花が綺麗です.
ヨンストニ赤花2023
 最後は随分前からウチに居るヨンストニー hermosillo の後代です.うねる長い刺が魅力のお気に入りです.
ヨンストヘルモ2023
 ヨンストニーの風貌だけ見ているとメキシコ南部のプエブラとかに居そうな顔つきですが,ソノラ砂漠の住人.9月から5月に少ないながらも雨の降る地域です.いわゆる冬型ってところですかね.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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