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コケミアの新種の報告

 メキシコのロドリゴさんからコケミアの新種が記載された論文が送られてきました.タイトルはA new species of Cochemiea (Cactaceae Cacteae) from Sinaloa Mexixo. Acta Botanica Mexicana 127: e1626 (2020) です.新種の学名は,C. thomasiiです.これはC. haleiに似ていますが,下垂する様子,より大きなイボ,中刺があまり発達していない,卵形の果実などの特徴がハレイとは異なることが記載されています.自生地は,シナロアのコサラ,標高300mぐらいと記されています.ハレイを含む他のコケミアはバハが自生地ですから随分違いますね.でも花は確かにコケミア,エスコバリアとは言えませんね.
コケミア新種①2020
コケミア新種②2020
 うちにはいくつかコケミアがいるのですが,なかなか開花しませんよね.どうもバハ出身の広義マミラリアの栽培のコツが今ひとつ掴めていません.

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韓国樹木園コンサバトリーのサボテン

 連休中のソウルでの会議.エクスカーションで国立アルボレータムを訪れました.ここの主たる任務はもちろん樹木なのですが,熱帯亜熱帯の植物遺伝資源の保存ということで(おそらく名目で)このような立派な温室を持っています.キューをモデルにしたんだろうなーと予想されます.内部は一般公開しておらず,特別な時にだけ開けるそうです.
ソウル①
 しかし内容物はどう見ても遺伝資源の保存というよりは展示室です.しかも大したものがありません.一体どうしたことかと思ってしまいました.かつての接ぎ木サボテンの輸出王国であった韓国ですが,植物遺伝資源としてのサボテンは重要視されていません.
ソウル②
ソウル③
 その後別のところの売店で,サボテンが並んでいました.緋花玉の掘り上げ苗が700円ほど.その他特に目を引くようなものはありませんでした.アジアのサボテンブームは韓国を巻き込んでいないようです.
ソウル④

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イタリアからの輸入サボテン

 以前に東京のフラワーエクシビションでイタリアのサボテン屋さんがブースを出していることを記事にしました.
 このジローマジ社のサボテンが近くのホムセンにズラッと並んでセールをしていました.多様なものを並べていましたが,ためにしと小さなものを2つ拾い上げてきました.値段は税込980円,リーズナブルな値段です.日本のサボテン屋さんが供給するものと価格比較をして,勝負できそうな種類をチョイスして導入すれば,それなりの商売にりそうです.これまでの100均サボテンとマニアのサボテン屋さんのニッチを埋める存在になりうるわけです.挑戦好きのホムセンがこれに取り組んだことは評価して良いと思います.日本のサボテン屋さんもウカウカしてられませんね.
ジローマジ①2019
 さて,どの国でも植物防疫のための検疫があり,日本では基本的に土に植えられたものは輸入ができません.しかし,この「土」という定義にミソがあり,人口培養土,例えばピートモスなどは土ではないとされるので,これまでもピートモスに植えられた小さな小鉢などが輸入され,近年話題になった大きなオリーブの古木などもこうして輸入されます.今回のこのサボテンは,左のスルコレブチアは赤玉土(の様なもの)に,右のマミラリアはピートに植えられた小苗を赤玉土に移植されたものの様でした.赤玉土が人工培養土で,土ではないとの定義で日本に輸入されたと考えられます.
ジローマジ②2019
 さて肝心のサボテンですが,今回手にした右側の’Oruga’はちょっと気になる存在です.これについては後日またしっかり記事にしたいと思います.

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イスタンブールで出会ったサボたち

 トルコは大きな国です.首都のイスタンブールは世界史を習うと何度も登場する歴史的な都市です.農業国ではありますが,花の生産と消費が高いレベルにある国ではありません.そんな状況ですから,サボテンが趣味の植物として広く楽しまれている状況ではなさそうです。もちろんどの国にもコアな趣味家というものはいるもので,単なる旅行者の目にはなかなか届かないないだけかもしれません.そもそも首都だというのに公営の植物園がありません.この写真のナザハットギイギイキット植物園は,個人の努力で作られ,ボランティアで運営されています.
 イスタンブールは降雪もある地域ですが,ウチワ類は戸外でなんとか生きていいます.
イスタンブール1
 簡易な温室の中のサボテンは,とてもシンプルで生態展示でも趣味展示でもない感じです.
イスタンブール3
イスタンブール2
 ようやく小さな空調の効いた展示室に多様なランと観葉植物に混じってサボテン,多肉がおかれていました.これらを見る限り,欧州から僅かに入ってくるサボテンが珍しい(またはさして注目もされていない)植物のようです.
イスタンブール4
イスタンブール5
 街中で植木鉢などを売る店の一角にハオルシアが置かれていました.ああ,こんなものもあるのねと思いましたが,欧州から流れてきたものと思われます.
スタンブール市内

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サボテンデザインin バンコク

 バンコクのショッピングモールをぶらついているとウインドウにサボテンまたはそのオブジェを並べている店に出会います.日本でも同じような使われ方をしていますが,問題はセンスとクオリティです.ついサボテンに目がいってそのクオリティを確かめたくなるのです.
 この女性ファッションを扱う店のディスプレイに使われているサボテンは,ほぼみな陶器です.なかなか良くて出来ています.このような場所に生きたサボテンを置くのはどうかなと思うので,このような良い陶製品が使われているのを見るとなるほどねと思います.
タイのモチーフ①
 次はサボテンの絵皿とカップ.残念ながら絵のクオリティは高いとは言えません.まあこれは露天なので仕方ないかな.
タイのモチーフ③
 最後は,石膏でしょうか,これも恐らくショップ等の飾りものにするものでしょう.最初の写真で見たようなものを売っているところには出会えませんでした.
タイのモチーフ②
 サボテンがモチーフで,人を唸らせるアート作品を創るのはなかなか大変そうです.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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