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久しぶりのプシス接ぎ

 サボテン趣味を再開して直後は結構プシス接ぎをしました.最近やってなかったのですが,久しぶりにコピを接いでみました.用意した台木はプシスの交配種の実生,プシスであれば何者かは問いません.3cmぐらいのものが使いやすいです.写真の1円玉の直径は2cm,覚えておくと便利です.
プシス接①2022
 まずはプシスの成長点直上を切り取ります.このように成長点が白いポッチリとして見えるぐらいが適当です. プシス接②2022
 しばらくすると残った成長点から新たな刺が出てきます.
プシス接③2022
 さらに時間が経つと成長した部分が盛り上がってきます.
プシス接④2022
 この部分を再び切り取り,接木するのです.こうすることで切断面が凹むことなく,適当な大きさの穂を接ぐことが出来ます.この方法を考えついた人は偉いなあと感心します.
プシス接⑤2022
 さて今回は,黒王丸の実生接ぎです.ボクの接木は実に手抜きです.穂を切って台に乗せたら,伸縮性の包帯を使って穂を軽く固定,ハイ終了.
プシス接⑤2022-2
 無事接げたようで,黒王丸は元気に成長開始しています.これに気を良くして,いくつかの亀甲ヘキランの実生も接いでおきました.
プシス台黒王2022
プシス台ヘキラン2022
 以前にも書きましたが,コピの台木にはプシスが適しています.プシス台はそのまま根になり,まさに永久台木.何より接ぎ降ろしなんて面倒なプロセスがないのが良いですよね.うちではプシス接ぎ10年選手の黒王やヘキランなどが居ますが,完全に根と化していて頗る順調です.
 昔の栽培書には接木の項目で必ずプシス台のことが触れられていましたが,今はほとんど触れられず,知る人ぞ知るプシス台による接木となってしまっています.結構使えるのに少し残念な気もします.

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組織培養でのサボテンの増殖

 ハオルチアなどでは組織培養苗が種苗供給に重要な役割を果たしました.組織培養とは,植物体の一部を無菌の培養器内に取り込みそこで増殖させることを意味し,1960年代に技術確立したオールドバイテクです.現在行われている遺伝子組換え、ゲノム編集なども,組織培養技術が不可欠な基盤技術ですから,廃れているわけでもありません.自然ではなかなか増殖しないものを短期間に大量に増殖する技術として今尚重要な技術です.この論文は,絶滅危惧のマミラリアを組織培養で増殖できたという主旨の論文です.
マミ組織培養①2020
 組織培養でサボテン類が増殖できるというのは,ある意味当たり前のことで特筆すべき技術開発ではありません.さらにここで述べられた増殖率とその手間を考えると,実生接ぎより繁殖させた方がずっと手軽でかつ増殖率も高いと思います.つまり,サボテンの絶滅危惧種を救うために組織培養法を使う意味はほとんどないと言えます.
マミ組織培養②2020
 日本では実生接ぎが1970年代にごく普通の技術になっていましたが,これは世界的に見ると特異な先進的発展だったとも言えます.ただサイエンスとして誰もこれを紹介してこなかったため,植物科学の分野ではこの技術はほぼ知られていません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
金沢に生まれたボクは,熱心なサボテン少年でした.2010年,30年数年ぶりにサボテンに本格復帰.2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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