アストロは水散布種子?
アストロの種子は小さなカップ状で,サボテンの中では大きい方です,でもとても軽いんです.そんな彼らの種子が,水散布種子(hydrochory)なのではないかというのが下の論文です.

アストロの種子は確かに水に浮きます.普通の種子は周りに水があると吸水して重くなり水に沈みます.この論文のデータでは,アストロの種子も水に浮かべると吸水して重量が増えるのですが,尚も長時間に渡り浮かんだままであることを示しました.これはカップ状になっている縁の部分が空気を保持する構造になっているためと論じています.
自生地であるメキシコ北部では,日本ではゲリラ豪雨と呼ばれるような狭い地域での短期間の凄い雨が当たり前です.以前にメキシコで出会ったすごい雨とサボテンについて書きました.なるほどこの強い雨を利用して種子を散布するというのは,メキシコ チワワ砂漠では一つの有効戦略ですね.
さらにこの論文では,水に浮かべたままで多数の種子が発芽することから,アストロは洪水で流されている間に発芽し,流れ着いた先で定着する可能性を論じています.なるほどアストロの発芽の速さは目を見張るものがあります.
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アストロの種子は確かに水に浮きます.普通の種子は周りに水があると吸水して重くなり水に沈みます.この論文のデータでは,アストロの種子も水に浮かべると吸水して重量が増えるのですが,尚も長時間に渡り浮かんだままであることを示しました.これはカップ状になっている縁の部分が空気を保持する構造になっているためと論じています.
自生地であるメキシコ北部では,日本ではゲリラ豪雨と呼ばれるような狭い地域での短期間の凄い雨が当たり前です.以前にメキシコで出会ったすごい雨とサボテンについて書きました.なるほどこの強い雨を利用して種子を散布するというのは,メキシコ チワワ砂漠では一つの有効戦略ですね.
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