マダガスカルの旅⑯まとめ

 今回初めてのマダガスカル訪問.その第一義的目的は,とにもかくにもパキポジウムの生育地を見ることでした.その意味では十二分に目的は達成されました.また訪問した場所は生育地全体から見れば点を見たようなものですが,十分な数の植物があり,ちゃんと世代交代もされていることが分かり安心しました.その上で今のパキポジウムの輸入状況をどう見るか,ということです.今回現地で見聞きして輸出のプロセスにも問題がないわけではないことも分かりましたが,需要のある所に向けてモノが動くことは避けられないことです.ただ,日本いる園芸関係者としては,山取りに頼ることなく需要を賄うために何が必要か,その課題をしっかり捉えて技術的な解決を図らねばと思うのです.今年は少しパキポに取り組んでみようかなと,長い飛行機の中で思いながら帰ってきました.
まとめ

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マダガスカルの旅⑮ウチワサボテン

 マダガスカルは約一億年前にインド大陸から分離して以来,島大陸として孤立してきましたから,さまざまな固有の動植物がいます.このような地勢にあるマダガスカルですから,サボテンは人が持ち込んだものです.最初はポルトガルがその後イギリス,フランスがこの国を植民地にします.この過程でフランス人がウチワサボテンをここへ持ち込んだと言われています.最初は,居留地の周りに防御の意味でサボテンを植えたとも聞きました.今はいたるところにオプンチアが生えています.道すがら幾種類かの異なるオプンチアを見たので,数種類以上が持ち込まれていることは確実です.しかし家畜のエサになる以上の積極的活用はないようです.少なくともメキシコの様に園芸的に生産し,サラダ食材などにはしていないと思われます.面白いことにこのシリーズ最初の頃に書いたホウシャカメも現在はウチワサボテンを大切な植材としていることです.かつては乾期にカランコエを食べていたものが,ここ数百年で生態系の中でめっきり数の増えたウチワサボテンをしっかり食べるようになったということのようです.
マダ⑮−1
車から撮ったので手前はブレてますが,至る所にこんな感じで生えています.まるで原生地のようです.
マダ⑮−2

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マダガスカルの旅⑭ど根性えびす笑

 えびす笑は,ほとんどの株が岩の割れ目に生えています.かつて日本では一時期アスファルトの割れ目などに生えた植物を「ど根性○○」といって競ってテレビやSNSに写真が寄せられました.えびす笑はまさにこのど根性ものばかりです.
マダ⑭−1
中には根を割れ目にそって遠くまで伸ばしている株もありました.
マダ⑭−2
 当然割れ目という空間に制限されるので,株のかたちは不整形です.よく周りを見ると偶然平たいところの浅い割れ目などに根を下ろした株はほぼ半球形のきれいな形に成長しています.日本へ運ばれているものは皆このようなものを選んで掘り取ったものなのでしょう.
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 この辺りの降水量は600㎜程度,やはり12月から3月の夏に集中して降ります.また冬季は夜温が3~5℃ぐらいまで下がるようです.ここでも地衣類を身にまとった恵比寿笑いがいました.
マダ⑭−3
 イピティ全山にえびす笑はあるようですが,村から登ったところはすそ野と言えるようなところでせいぜい1500mぐらい,さらに標高の高いところにもえびす笑がたくさんあるそうで、山頂は2254mです.ですからえびす笑がやや高山性の植物だといえます.日本の西南暖地では冬に暖房は不要かもしれません.えびす笑がしばしば春に芽吹かず枯れるというのは寒さが原因ではなく,むしろ大事にし過ぎて低温遭遇量が不足して萌芽できなかったのではないかと思えてきました.

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マダガスカルの旅⑬えびす笑いろいろ

 この時期,多くの株では葉がまだほとんど出ていませんが,花はいたるところに咲いています.中にはもう鞘がけっこう伸びているものもありました.このような株ではおそらく8月中頃には咲いていいたと思われます.
マダ⑬−2
 パキポジウムたちは何を指標に開花を開始しているのだろう.日本でも早春から咲いてくるかと思えば,秋にもぽつりぽつりと咲いたりしますので,花成がどうなっているのか,どうなってるのかな.
 葉の萌芽もどんなサインなのか,見て回っているとどうやら早く葉を出すものと遅れるものがあるように思えました.
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マダ⑬−3
 またグラキリス同様に小さな株も多く見られ順調に世代交代が行われていることが窺えました.
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 うろうろ歩き回りだんだん様子が分かって来ると,色々な形があるのもたまたま生えた場所に規定されるんだな,と分かりました,
マダ⑬−5


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マダガスカルの旅⑫えびす笑の山イピティへ

 R7をさらに北上してアンブシチャからアンチラベへ向かいます.中央高原ではもっとも涼しい地域であり,温帯作物の生産が盛んです.ジャガイモ,ニンジン,モモ,リンゴなどの生産が盛んです.下の写真の遠くに見える山が,アンチラベの南にあるイピティが目的の場所です.
マダ⑫−1
 村の役場に寄りましたが,ちょうど市の立つ日でたいそうな人出です.田舎ではそれぞれ市は男女出会いの場でもあるため皆着飾って出かけます.
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 入山許可をもらってイピティ山のすそ野へ.最初はユーカリの植林がありそれを超えると岩だらけの山になります.息を切らせて登ると,黄色の花がちらちら見えてきました.えびす笑パキポジウム ブレビカウレがいます.ここもグラキリスと同じく草に埋もれるように生えています.
マダ⑫−4
 目が慣れてくると銀色に光るえびす笑の肌が容易に目に付くようになり,いたるところに生えているのが分かります.
マダ⑫−5

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

本格的再開をめざして,あれこれ勉強中.

残された時間でどうサボテンと向き合うか思案中.

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