黒牡丹の血

 牡丹の交配種がたくさん出回っています.その中で黒牡丹と花・玉牡丹系との交配があります.花はやや薄い紅色となりきれいだと想います.いくつか見せてもらっていると,その後代の疣には,黒牡丹の形態が強く現れることが分かります.大疣の玉牡丹とかけても疣の大きさは中間というよりは黒牡丹に近く,疣の形はまったくの黒牡丹型になることが多いようです.写真の株も中央の綿毛の盛り上がりは確かに多いのですが,疣は黒牡丹型です.これは何を示しているのでしょうか.もしかすると黒牡丹が祖先型なのかなとも思ってしまいます.昨今たくさん流通している大疣黒牡丹はこうして作られたものなのでしょうね.早く疣幅5cnを超えるような交配種スーパー黒牡丹が早く出現しないかなと思います.

花黒接2016
花黒②


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雷神をめざす

 太平丸と神竜丸は同じエキノカクタスで類縁関係のある植物です.神竜丸に太平丸の花粉を乗せると発芽能力のある種子ができます.その後代は以前記事にしたように, 稜の数が増える以外は太平丸に偏った形質を示し,花もまた太平に似ています.2枚目の写真は別の個体で,翠平丸が父親とのことです.一方,太平丸に神竜丸の花粉を乗せるとなかなか結実しません.1枚目の写真の組合せ神竜丸×雷帝は,昨年も種子を得ましたので,この春いくつか実生接ぎをしたところです.今年もタイプの異なる雷帝とかけましたが,やはり太平丸が子房親だと着果しませんでした.「雷神」とでも呼べるような新しい太平ができないかなーと期待しています.

雷神
神竜翠平2016


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ミラクルの選抜その後

 ずいぶん前のことですが,ミラクル兜を実生の早い段階で選抜できるのかなって記事を書きました.その時,実生苗を白点のでないルリと白点モリモリのものを区別してその後の様子を比較した,更にまたその後の報告です.もうずいぶんと大きくなりました.右側10個体が白点の有ったもの,左側10本はルリだったもの.まあ,まったく差はないですね.それにしても色々な顔をしています.オレのが本当のミラクルだなんて主張は,この植物の実態をみているとなにやら空しい.自分の感性を信じて,自分が美しいと思うものをつくれば良し.

ミラクルその後


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実も白いニコリー

 太平丸系はピンクの花を咲かせますが,そこには濃淡があります.これは花弁に蓄積するベタシアニンの量的な遺伝的変異によるものと推察されます.赤い花を咲かせる植物全般に,色素生合成経路がどこかでストップする変異が起きて白花を咲かせる現象が広く認められるのですが,どこがストップするのかは,実に様々で,花色研究者はこぞってこの現象の原因を明らかにしようとします.この写真のニコリーは以前に白花であることをニコリーのなかまたち という記事で載せましましたが,果実もまた完全な白です.以前の写真で見るように雌ずいにも色がないので,これは花器官で色素発現が欠損している貴重な遺伝資源です.この後代はまだ採れていませんが,楽しみなことです.

実も白い


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紫太陽の実生たち

 先日、まったくの時期遅れの太陽の花が咲きました.いつ見ても太陽の花はとても素敵です.ボクが子供の頃の太陽は,刺色がクリームで頂部に僅かにピンク味が見えるものでした.最近流通しているものは,みな紫太陽と呼ばれるような系統に近くなっているかのようです.紫太陽の種子を頂き播いてみました.まだ幼苗ですが,刺の色付きはいろいろ,すべてが同じ様になる訳ではなさそうです.つまり流通している鮮やかな刺色の個体は,色々でてくる実生から美しい刺色の個体を選抜したものあり,濃い紫色や鮮やかな紅色の刺は,完全に固定された形質ではないようです.

太陽12015
太陽実生


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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

本格的再開をめざして,あれこれ勉強中.

残された時間でどうサボテンと向き合うか思案中.

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