素晴らしいパキポジウムのドイツ語本

 素晴らしいモノグラフです.内容は,種ごとに地図上に示された分布,形態のスケッチと豊富な写真が添えられており,つらつら眺めてもとても役に立ちます.残念ながらドイツ語なので,文を読むのは苦労します.
 著者のWalter Röösliさんは,どうやら眼科医で実業家,要するにマダガスカルの植物について趣味で極めた方のようです.22回もマダガスカルに調査に入ったそうです.多くの研究者とも交流があるようです.
パキポ本
 ここに記載された種と分布を見て,前回マダガスカルで見たパキポジウムは本当に点を見たに過ぎないなと実感しました.また日本に入って来ている種がどれほどの確度を持っているのか知る良い手がかりになるなと思いました.

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伝統園芸第4巻はロフォフォラとコピ

 これまでも何度か紹介して来た伝統園芸という雑誌,この秋に第4巻が発売されました.この巻で紹介されているサボテンは,ロフォフォラとコピアポアです.どちらも好きなサボテンですから,興味深く読みました.ロフォフォラの地方変化については,村主さんの持論が展開されています.本当は現存する多様な種の分布は多分に人為的拡散によるものだともう少しはっきり書きたかったんじゃないかなと思いましたが,押さえたトーンになっています.コピアポアの方は,コレクターの記事に興味を引かれました. Schulzさんの本に紹介されていた方以外にも日本にこんなコアな方がおられるということに少しビックリしました.それにしても流石難物コピくん,作り方のポイントはそれぞれ人に依って主張が違うなと改めて思った次第です.
伝統園芸第4巻①
伝統園芸第4巻②

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ついにサボテンの文字が消えた「趣味の園芸」

 NHK趣味の園芸は,わが国の園芸雑誌の中で最も売れているものの一つです.何しろテレビの園芸プログラムでは,破格の長寿番組.その影響力は絶大です.9月は多肉植物特集だというので早速買い求めてみました.中味を読んでみましたが,なかなか充実した内容です.スマホで動画情報が見れるのも素晴らしいです.百聞は一見にしかずですからね.
 3年前の特集ではサボテンが重点的に取り上げられました.昨年の特集では,表紙にサボテンの文字はあるものの中味にサボテンは殆どありませんでした.そしてこの特集では,ご覧の通りついに表紙からサボテンの文字が消えました.中味としては花サボテンが取り上げられていますが,多肉植物の1ジャンルとしてです.
趣味の園芸2017特集
 NHK趣味の園芸のターゲットは,ビギナーからコアな趣味家までと広く,番組の構成はわが国の趣味の世界の現状を良く反映しています.サボテンがなにか隅っこなのが寂しい気もするのですが,多肉植物として認識される植物のレンジが広がっていると理解するのが正しいのかもしれません.

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ラスベガスへ行きたくなる本

 アメリカへサボテンを見に行くのも悪くないのかなと思えて来る良い本です.良く書かれているなと思ったら,著者は旅行のメモをもとにまず同好会誌に記事を連載し,それをもとにこの本を纏めたとのことです.サボテン大好きな一個人の目と印象を大切にして書かれているので,臨場感と感動を共有出来ます.
 著者も書いていますが,サボテンの自生地を観るには,移動と探索が必要です.つまり植物園の植栽のように一カ所にまとまって色々な種が生えている訳ではありません.これは日本の山で山野草や高山植物を見る場合と同じです.でも一度お目当ての植物が見つかるとその付近にはたくさんの同種が観られるのです.その面白さは、体験しないと分かりません.
ラスベガスの本
 ラスベガスはカジノのイメージで,自分の中ではまったく縁もなければ行こうとも思わない場所でした.でもこの本を読んで,サボテンを見るドライブに出かけてみたくなりました.

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さすがKewの本

 子供向けの植物本です.Kewは世界最高峰の植物園ですが,その教育研究活動もハイレベルです.左側の大型本は,子供に植物界を平易に解説した素晴らしい図譜です.そしてそれを見た子供にいろいろ遊びながらより理解を深め,興味を持ってもらおうというのが右のactivity bookの方です.植物界の解説の中には当然サボテンが出て来ます.環境適応という観点から紹介されています.短いながらもその記述は正確かつ明瞭です.多肉植物が体に水を保持するのは,光合成のためであることをきちんと,さりげなく述べています.乾燥に耐えるためとは書いていません.
kew本①
 Activity bookでは,結構たくさんの絵を描かせようとしています.植物を知ることは,まずは観察すること.自ら正確に描いてみることにより,その対象物を理解出来るというものです.デジカメで写真をいくらとっても,なかなか理解は深まらないものです.
kew本②

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

本格的再開をめざして,あれこれ勉強中.

残された時間でどうサボテンと向き合うか思案中.

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