サボテン多肉in趣味の園芸2018年2月号

 趣味の園芸のサボテン多肉特集は,これまで何度もありました.わが国でもっとも発行部数の多い園芸雑誌で,そこに載った特定の種や品種に注文が集ることは,他の植物でも知られています.それだけ,この雑誌のインパクトはあるし,また記事を書く際に何をフュチャーするかはとても大事だと言えます.
 今回は多肉植物とサボテンがバランス良く取り上げられています.いくつかある記事の中で,人気,育てやすさ,希少で番付は,面白いですね.と言うのも,江戸時代の趣味の世界では,植物に限らずあらゆる分野で番付を作り,相撲の番付さながらの刷り物を出していました.
趣味の園芸2018Feb①
 マミラリア好きのボクとしては,希少サボテンの関脇にルエティ−があったのにニンマリ.でも全体としてサボテンを普及するのに,どうしてもっとマミラリアを取り上げないの?って気はしています.
趣味の園芸2018Fe②

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表紙を飾るルエティー

 CSSAのジャーナルの表紙をみてオッと思いました.大好きなマミラリア ルエティーです.今頃何の記事なのだろう,日頃はパラパラとめくってポイッと本棚に行く小冊子ですが,しっかりと読んでみました.
 記事の冒頭で,このルエティーは世界で最も広く栽培されているマミラリアではないかと書かれていて,なるほどなと思いました.確かにマミラリアに興味のない人でも,この特異な形状と美しい花に見せられ,一鉢持っていることが多いと思います.
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 約60年前,ルエティーが発見され世に認知されるまでの逸話が面白く,さらに1996年にPhytologia誌に初めて論文として記載されて以来,多くの人が自生地を探し求めて,ようやく最近になりの自生地が特定されたとのこと.決して広くないとは言え,安定して世代交替もなされ,開発されそうにない場所らしく,たちまち絶滅の危惧はなさそうとのことで安心しました.何より自生地の発見までに時間がかかったことで,その間に人工的に繁殖したものが行き渡り,野生株の採取の必要そのものが低くなりました.このことは,野生植物の保護を考える上で重要な視点だと指摘されていました.まったく同感です.
casa2
それにしても掲載された自生地の写真は魅力的です.可能であればこの宝石をこの目で見たいものです.

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素晴らしいパキポジウムのドイツ語本

 素晴らしいモノグラフです.内容は,種ごとに地図上に示された分布,形態のスケッチと豊富な写真が添えられており,つらつら眺めてもとても役に立ちます.残念ながらドイツ語なので,文を読むのは苦労します.
 著者のWalter Röösliさんは,どうやら眼科医で実業家,要するにマダガスカルの植物について趣味で極めた方のようです.22回もマダガスカルに調査に入ったそうです.多くの研究者とも交流があるようです.
パキポ本
 ここに記載された種と分布を見て,前回マダガスカルで見たパキポジウムは本当に点を見たに過ぎないなと実感しました.また日本に入って来ている種がどれほどの確度を持っているのか知る良い手がかりになるなと思いました.

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伝統園芸第4巻はロフォフォラとコピ

 これまでも何度か紹介して来た伝統園芸という雑誌,この秋に第4巻が発売されました.この巻で紹介されているサボテンは,ロフォフォラとコピアポアです.どちらも好きなサボテンですから,興味深く読みました.ロフォフォラの地方変化については,村主さんの持論が展開されています.本当は現存する多様な種の分布は多分に人為的拡散によるものだともう少しはっきり書きたかったんじゃないかなと思いましたが,押さえたトーンになっています.コピアポアの方は,コレクターの記事に興味を引かれました. Schulzさんの本に紹介されていた方以外にも日本にこんなコアな方がおられるということに少しビックリしました.それにしても流石難物コピくん,作り方のポイントはそれぞれ人に依って主張が違うなと改めて思った次第です.
伝統園芸第4巻①
伝統園芸第4巻②

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ついにサボテンの文字が消えた「趣味の園芸」

 NHK趣味の園芸は,わが国の園芸雑誌の中で最も売れているものの一つです.何しろテレビの園芸プログラムでは,破格の長寿番組.その影響力は絶大です.9月は多肉植物特集だというので早速買い求めてみました.中味を読んでみましたが,なかなか充実した内容です.スマホで動画情報が見れるのも素晴らしいです.百聞は一見にしかずですからね.
 3年前の特集ではサボテンが重点的に取り上げられました.昨年の特集では,表紙にサボテンの文字はあるものの中味にサボテンは殆どありませんでした.そしてこの特集では,ご覧の通りついに表紙からサボテンの文字が消えました.中味としては花サボテンが取り上げられていますが,多肉植物の1ジャンルとしてです.
趣味の園芸2017特集
 NHK趣味の園芸のターゲットは,ビギナーからコアな趣味家までと広く,番組の構成はわが国の趣味の世界の現状を良く反映しています.サボテンがなにか隅っこなのが寂しい気もするのですが,多肉植物として認識される植物のレンジが広がっていると理解するのが正しいのかもしれません.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

本格的再開をめざして,あれこれ勉強中.

残された時間でどうサボテンと向き合うか思案中.

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