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雲峰たちの春

 スタンフェリー(Mammillaria longiflora subsp. stampferi)が2月初めに咲き始めました.
スタンフェリ開花始2023
 約1ヶ月以上かけて次々と咲いて来ます.
スタンフェリー②2023
 蕾の様子を見ると元の種である雲峰より花筒が短いことがわかります.
スタンフェリー③2023
 一斉に咲く姿は素敵です.平鉢にたくさんの株を植えて一斉に咲くと素敵だろうなあと思います.
スタンフェリー④2023
 下の写真は元の種である雲峰,これは古くからウチにいて9年前の姿は若々しいのですが,株の基部が縮みながらやや縦長になっています.それでも成長は未だ旺盛で,今年もたくさんの花を着けています.
雲峰元株2023
 スタンフェリーは,雲峰とは異なり,大きくなると自然と群生株になると言われているので,楽しみにしています.種子を採って少し後代を育成しておこうかなと思っています.

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あの時の黒王に花が

 黒王丸に蕾が見えました.それがどうした?ってことなのですが,実はこの株にとって我が家に来て初めての開花なのです.
あの黒王が①2022
 この株実は7年前,下の写真のようでした.滋賀の廣仙園さんで,コピがびっくりするくらい膨れているのを拝見し,これが本来の姿なのかといたく感動.自分でも膨らませてみたいと思い,新しく入った株の中で最も拉た株を手に入れたのです.
あの黒王15当時2022
 その後無事発根,段々と膨れてゆく様は観察することが出来ました.それでも正面右下にある凹みは完全に回復しませんでした.もしかすると元々生えていた時に岩か何かに当たっていたのかも知れません.この間数年間はビビりながらの灌水から始めたので,全体としてやや水不足だったかも知れません.少し先が尖り気味なのはそのせいでしょう.しっかり水をやってゆけば回復すると思います.この間どういう訳か一度も開花しませんでした.ですから今回の開花は特別なのです.
あの黒王が②2022
 当たり前ですが,花は普通です.でもこの株が開花するようになったことで,ウチの黒王様の種子生産はぐっと安定することになりました.早速貯蔵してあった別の現地球の花粉を付けると同時にこの株の花粉も採取しました.
あの黒王が③2022
 とても長生きのコピ達,「これはなー,ボクのひい爺さんが輸入球を手に入れて育てていたものなんだぞ」なんて会話が成り立つのです.このコピをカコイイ置物として部屋の中に「飾る」風潮はなお続いていますが,全く感心しません.ちゃんと栽培する人が手にして欲しいなあと思います.

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腰を下ろすマミ大株たち

 銀河の大株の丈が,腰を下ろすかのようにだんだん低くなって来ている事を記事にしました.マミの大株たちは,株の下側が順次萎んでゆくものが多いのですが,一方であまり径の出ないタイプのマミラリアでは柱サボテンのようにどんどん伸びてしまう種もあります.ここに示したいくつかのマミ達は徐々に腰を下ろしています.
 これは玉翁,随分と古株なのですが,去年あたりから姿を変えつつあります.
腰を下ろす玉翁2022
 次は銀河,上で引用した銀河よりは小さいのですが,このところ上昇志向でしたが,下部が萎縮し始めました.
腰を下ろす銀河2022
 そして不明種のモンスト,これも上へ伸びていたのですが,分頭を機に低くなりつつあります.
腰を下ろすモンスト2022
 最後はラウイ サブダク.これの場合は腰を下ろすという感じではありませんが,古い部分はどんどん縮んでいます.萎縮した部分の刺はだんだんと外れて自然に落下しています.
腰を下ろすサブダクタ2022
 この間,観察して思うことは,鉢のサイズと,正確には用土の量かもしれませんが,上への伸び方です.ある程度径が出た後,縦に伸び始めるとそれ以上鉢サイズを上げない傾向がボクにはありました.そうするとさらに上に伸び径もやや細る種もありました,サボテン全体の体積相応の鉢に植えてやると,安心したかのように腰を下ろすかのように見えます.どんな植物でも,根域と地上部の成長は大いに関係があると思っています.随分前ですが,小さな鉢に植えられ移植もされず柱サボテンになりかけている金鯱のことを記事にしました.鉢土のボリューム,深さ,横へのスペースなど総合的に検討する必要がありそうです.

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カワイイ ニデュリホルミス

 小さなウィッチロポクトリ ニデュリホルミス(M. huitzilopochtli subs. niduliformis)が咲いて来ました.
ニデュルホルミス拡大2021
 これは先月記事にした頂き物のマミラリアの一つです.以前に何度かこのニデュリホルミスについて記事にしているのですが,不幸なことにこれまで2度も昇天させてしまいました.その後なかなか出会う機会がなかったので,今回分けて頂くきとても嬉しかったのです.
ニデュルホルミス全体2021
 この株のFN L1495からの情報では, Oaxaca 州のRio Santa Domingo , Arroyo Salado 450-500mのものらしいです.決して標高が高いところではなく、南部なので結構暑いところじゃないかなと思うのですが,耐寒性もあり,加湿を嫌うというのは不思議な気もします.
 Cactus Explorerに載っているマミラリアニュースレターのHuitzilopochtliaの中に,Lau氏が持っていた刺の長いタイプのウィッチロポクトリが小さな鳥の巣のように見えることから, David Hunt氏が鳥の巣という種小名を与えることを提案し, 彼は鳥の巣ではなく鳥の巣のようなという表現を好み‘niduliformis’となったことが書かれてありました.なるほど鳥の巣です.
ウイッチロ雑誌2021

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プシスの原種 No.12 ロビ カロルブラ カルミネオフルーラ

 昨年プシスの原種の花をシリーズで紹介しましたが、その続きです。今回取り上げるのはLobivia calorubra f. carmineofloraTB506.1です.
 花の様子は学名にあるように朱色の花で,花筒が大変長いのが特徴です. 昨年に載せたL. calorubura v. mizquensis とはやや趣を異にしますね.
ロビTB506-12021
ロビTB506-1横2021
 TB506.1というFNから得られる情報によると,故郷はボリビア サンタクルズ コマラパで,標高1963mとされます.あまり高地ではありませんね.GEで見るとコマラパは丘陵地帯の小さな村のようで,その付近で採種されたということでしょうね.こんなサボテンが咲く丘を散策したいものです.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
サボテン少年でした.

2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

2020年末,長年の夢だった栽培場を開設.

第二の人生は,サボテン中心に生きることを決意.

残された時間は,心からサボテンを楽しむ事にした.

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