杢キリンの花が薫る
杢キリンが枝いっぱいの花を着けてきました.盆栽にどうかなという記事を書いたのは2年前です.この株は春に全ての枝を強く切り込んでそこから伸びた枝に花がつくのかどうか確かめようとしたものです.ご覧のように問題なく花を着けました.
刈り込み時期を遅くしても大丈夫かどうかは今後の課題です.盆栽のように仕立てて,もっと短い枝に花を咲かすことができれば,本当に花もの盆栽になります.

杢キリンの花は,ウチワサボテンに近い印象を受けますが,よりサボテンらしくない花ともいえます.花の直下に何枚かの上出葉が見られます.これは葉の付け根に刺を有し腋芽があるようにも見え,いわゆる苞葉とはいえない形態です.このようなものはウチワサボテンにはありません.お隣の科であるアナカンプセロス科では花は明確な2枚の苞葉に包まれていますので,これにも似ていません.


一斉に開花したところで枝を切って生花としてみました.なかなかイケてますよね.良い香りもしますし.


沖縄等を除けば,杢キリンが屋外で繁殖することはないと思います.しかし、より温暖なところでは侵略的外来生物として問題になっているところもあります.下の論文は,南アフリカ共和国の海岸沿いにおいて杢キリンの繁殖が本来の植物多様性に及ぼす影響を評価したものです.影響を及ぼさない様にするためには,生息密度を30%以下に抑えることが必要と述べています.

侵略的外来生物のサボテンとしては,Opuntia strictaが有名で,日本でも沖縄県の幾つかの島嶼部で生育が確認されています.でも本来彼らには罪はありませんよね.
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刈り込み時期を遅くしても大丈夫かどうかは今後の課題です.盆栽のように仕立てて,もっと短い枝に花を咲かすことができれば,本当に花もの盆栽になります.

杢キリンの花は,ウチワサボテンに近い印象を受けますが,よりサボテンらしくない花ともいえます.花の直下に何枚かの上出葉が見られます.これは葉の付け根に刺を有し腋芽があるようにも見え,いわゆる苞葉とはいえない形態です.このようなものはウチワサボテンにはありません.お隣の科であるアナカンプセロス科では花は明確な2枚の苞葉に包まれていますので,これにも似ていません.


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沖縄等を除けば,杢キリンが屋外で繁殖することはないと思います.しかし、より温暖なところでは侵略的外来生物として問題になっているところもあります.下の論文は,南アフリカ共和国の海岸沿いにおいて杢キリンの繁殖が本来の植物多様性に及ぼす影響を評価したものです.影響を及ぼさない様にするためには,生息密度を30%以下に抑えることが必要と述べています.

侵略的外来生物のサボテンとしては,Opuntia strictaが有名で,日本でも沖縄県の幾つかの島嶼部で生育が確認されています.でも本来彼らには罪はありませんよね.
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