ガーデンライフを読む その4
これは1981年9月号,特集「サボテン 兜」です.今も昔も兜はサボテン界のスターです.

この当時優良系と紹介されている兜も今の兜の状態から見ればなんとなく地味な印象です.まだスーパーもミラクルもなかった時代です.


掲載された記事は,「兜が惹きつける」(清 直文),「私の理想の兜」(アンケート),「兜の故郷を行く」(山城広也),「兜の上手な栽培法」(村主康寿)の4本です.アンケートの中で,佐藤勉さんが理想の兜は「純白で毛羽立つ大きな白点が大柄につくのが好き 」とされており,これはミラクル兜のことじゃないの?と思いました.ミラクル兜の元株が日本に来たのは1980年,秋本兜と交配されるも期待された形質は現れず,このF1が幾人かの人に渡り今のミラクルが生まれたとされます.佐藤さんがこのアンケートにお答えになった時は,すでにミラクル兜の元株を見て惚れ込でおられたんじゃないかと想像しました.ちなみに佐藤さんがこの兜をミラクル兜と名付けて発表したのは1986年のことです.
山城さんの記事では,タマウリパス州のシウダードビクトリアまで,アメリカ国境の街から一晩かけて車でたどり着いた事が冒頭に書かれています.当時は日本からメキシコへの飛行機はなかったのでしょうか.現地の人を何人も雇い採集する様子,少し開けた場所に兜が生えていること,直根が土の中深くまで伸びていることなど興味深い内容です.直径が20cmほどの兜が採集できたと書かれています.

兜に拘る趣味家は今も昔も自らの理想を追っています.以前にどこかで書きましたが,近親交配が進んで径の出ない兜ばかりになってはいけませんね.野生の血が必要なのでしょうが,禁輸のご時世,どうしたら良いのでしょうか.
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この当時優良系と紹介されている兜も今の兜の状態から見ればなんとなく地味な印象です.まだスーパーもミラクルもなかった時代です.


掲載された記事は,「兜が惹きつける」(清 直文),「私の理想の兜」(アンケート),「兜の故郷を行く」(山城広也),「兜の上手な栽培法」(村主康寿)の4本です.アンケートの中で,佐藤勉さんが理想の兜は「純白で毛羽立つ大きな白点が大柄につくのが好き 」とされており,これはミラクル兜のことじゃないの?と思いました.ミラクル兜の元株が日本に来たのは1980年,秋本兜と交配されるも期待された形質は現れず,このF1が幾人かの人に渡り今のミラクルが生まれたとされます.佐藤さんがこのアンケートにお答えになった時は,すでにミラクル兜の元株を見て惚れ込でおられたんじゃないかと想像しました.ちなみに佐藤さんがこの兜をミラクル兜と名付けて発表したのは1986年のことです.
山城さんの記事では,タマウリパス州のシウダードビクトリアまで,アメリカ国境の街から一晩かけて車でたどり着いた事が冒頭に書かれています.当時は日本からメキシコへの飛行機はなかったのでしょうか.現地の人を何人も雇い採集する様子,少し開けた場所に兜が生えていること,直根が土の中深くまで伸びていることなど興味深い内容です.直径が20cmほどの兜が採集できたと書かれています.

兜に拘る趣味家は今も昔も自らの理想を追っています.以前にどこかで書きましたが,近親交配が進んで径の出ない兜ばかりになってはいけませんね.野生の血が必要なのでしょうが,禁輸のご時世,どうしたら良いのでしょうか.
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