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白刺翠平丸が表紙に

 7月号のI.S.I.J.ニュースレターの表紙は,白刺翠平丸でした.なんだかすっかり話題にならなくなっている太平丸の中の優良系統です.変にブームになり高騰するのは趣味家にとって百害あって一利なしです.でも誰も見向きもしなくなり,素晴らしい遺伝資源が消失するのも園芸にとって大きな損失です.来月号は,この白刺翠平丸の生みの親,酒井氏の特集だとか,これは楽しみです.
ISIJ表紙2020
 これは友人からお預かりしている酒井白刺翠平丸,流石の貫禄です.
酒井白刺翠平2020
 次はウチの交配系統,うーん悪くないかな.
ウチの白刺翠平2020
 そしてまだおチビさんですが,更に次世代の中にある白刺系.
ウチの次世代白刺翠平2020
 濃緑肌に純白の刺が目標,更にそこに斑が入れば絶品かななどと妄想は続くのでした.

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スリップスとサボテン

 春からサボテンの花を見ていると時々スリップスがいることに気がつきました.花粉大好物の虫ですが、その食害よりウイルスの媒介者として厄介な奴です.そもそもサボテンにスリップスがつくのかどうか.文献と調査すると流石に経済的栽培が多いドラゴンフルーツつまりHylocereusで報告がありました.スリップスは厄介なウイルス媒介者で,日本では7種のトスポウイルスの媒介が知られています.トスポウイルスに関しては,わずかながらも報告があります.
 下の写真は1例です.内容を要約すると,ネクロシスの病徴の出たOptunntia microdasysがあり,この栽培場にはミカンキイロアザミウマ(western flower thirips)がいることから,トスポウイルスの感染が疑われました.調査した所,Tomato spotted wilt virus (TSWV)は検出されなかったが,Impatiens necrotic virus(INSV)が感染していたこと,さらにCactus virus Xとの重複感染であったことが報告されています.またこのINSVが機械的接触(つまりハサミなど)での植物に感染することも確認されています.
トスポ論文2020
 またキリンウチワの葉がデコボコになり軽いケロイド状になっていることがあり,ここでもスリップスがいるのが確認されました.
キリンウチワの葉のケロイド2019
 下の写真はアザミウマの口の構造で,八隈ら「ミナミキイロアザミウマの口器構造と吸汁後の観察」応動昆38:23−28(1994)の図の一部です.スリップスの口は,2本仕立てになっており,杭のように打ち込む大腮(サイと読みます)針(MD)と吸汁する小腮針(MX)があり,合わせても直径は2µm程度で,植物組織表面に小さな穴を開けて細胞の内容物を吸い取っています.口には咀嚼構造はなく,齧ったりはできません.小さな穴がいくつも穿たれるので,シルバリングと呼ばれる表面のテカリやわずかな陥没が生ずると考えられています.
スリップスの口SEM2020
 スリップスは春から夏の間にはそこら中にいる虫ですから,薬で防除してもおそらくあっという間にハウスに侵入します.園芸農家では,天敵利用,薬剤散布,ネット張りなどを組み合わせた総合防除が採用されます.ちなみのウチでは,スリップスを見かけたらその都度薬剤散布ています.でもすぐ外から入ってくると予想され,小規模サボテン趣味家がスリップスにどう対処してゆくかは,悩ましいところです.

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大竜冠の窮屈な開花

 ボクは強刺類にはさほど興味はなく,たくさん並べようとは全く思っていませんが,大竜冠(Echinocactus polycephalus)には心惹かれています.
 これは2年前に格安で分けてもらったものです.自分でも種子が採りたかったのですが,元々いた刺の良い個体が悲しいことに成長点が止まり,当分開花が見込めない状態で,種採りは頓挫しています.
 7月下旬に蕾が上がってきました.英名のCotton Top Cactusは,この蕾に様子を見立てたものでしょうか.
大竜冠の蕾2020
 まだまだだと思っていたのにあっという間に花弁が伸び出し,窮屈な様子です.これで精一杯といったところでしょうか.
大竜冠花2020
 交配相手がいないのが残念.ぜひ自分で交配して,種蒔きして手懐けたいものです.
大竜冠横2020

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短刺象牙丸の花と実

 昨日象牙丸の花の話題を載せましたが,ほぼ同時に短刺象牙丸も開花してきました.昨年の果実が伸びると間も無く蕾が見えて来ました.
短刺象牙の蕾2020
 そろそろ咲くかなと待っていたのですが,あいにくの曇天続き,心配しましたが彼らは曇天でも温度さえあれば咲いてきますね.この花はいつ見ても綺麗ですよね.
短刺象牙の花2020
短刺象牙の花横2020
 Coryphantha属の全てが自家受粉する訳では無いようですが,象牙丸は自家受粉するようです.今年もそろそろ果実を収穫して蒔いてやらねば.昨年採った種子は、秋に採り蒔きして,今小さな苗になっています.
短刺象牙の実生202
 短刺象牙も象牙丸と同様によく仔を吹くので,カキコ繁殖苗が出回ってます.でもなるべく栄養繁殖はしたくないので,しっかりと他花交配を実施し,種子を蒔いてゆこうと思います.そうしないと遺伝的改良が望めませんものね.

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美しい象牙

 この花が咲いて来ると毎年ああ夏が来るな思います.実際のところ象牙丸(Coryphantha elephantidens)が咲くと梅雨も終わり,本格的な夏の到来です.この夏を予感させる花を見て嬉しくなり,その美しさにうっとりするのです.この写真は,朝の光でとったのですが,爽やかな雰囲気ですよね.午後の光の下で少しアンダーで撮ると今度は妖艶な雰囲気の花にも見えます.人と同じで,如何様にも見えるってことは,要は魅力的だということです.
象牙の花拡大2020
 この株は髄分前からウチに居るのですが,ガタイが大きくなるに従い,貫禄が出てきました.以前は夏サボの成長パターンが掴みきれず,なんとなく手こずる感があったのですが,積極潅水を心がけるようになってからは,機嫌が良いようです.
象牙の花横2020
 長く付き合え,花の綺麗な象牙丸,手元にぜひ一つ置きたいサボテンの一つです.

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プロフィール

さぼちゃんだいすき

Author:さぼちゃんだいすき
2010年,30年数年ぶりにサボテンに復帰.

本格的再開をめざして,あれこれ勉強中.

残された時間でどうサボテンと向き合うか思案中.

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